正しく知って賢く使う!増税後の住宅取得支援制度
消費税増税に対して様々な政府の支援策がある中、
住宅取得やリフォームに対してはどうなのか、みていきましょう。
今回の増税には大きく分けて4つの支援策があります。
1、 住宅ローン減税の控除期間延長
2、 すまい給付金の増額
3、 次世代住宅ポイント制度
4、 贈与税非課税枠の拡大
1、住宅ローン減税の控除期間延長
住宅ローン減税の控除期間が10年から、13年間に延長されます。
適用年の11~13年目までの各年の控除限度額は、以下のいずれかの小さい額
・ 住宅借入金等の年末残高(4,000万円※を限度)x1%
・ 建物購入価格(4,000万円※を限度)x2%÷3年
※長期優良住宅や低炭素住宅の場合5,000万円を限度とする
単純計算をすると、購入時の2%増税分がほぼ還付されるということですね。
対象者は消費税率10%が適用される新築・中古住宅の取得、リフォームで、
2020年12月末までに入居した方です。
2、すまい給付金の増額
2013年より始まりました「すまいの給付金」
住宅を取得すると給付金がもらえるこの制度ですが
給付金額が30万円から最大で50万円になりました。
また、以前は収入額(目安)510万円以下の方が対象でしたが775万円以下に拡充されました。
今回の政策でより多くの方が対象となります。
そもそも申請するだけでもらえる給付金ですので、要件に該当する方は必見です。
以下のサイトよりシミュレーションが出来るので、自分がいくら給付されるのか確かめてみて下さい。
すまい給付金シミュレーションサイト
http://sumai-kyufu.jp/simulation/
※住宅ローン利用/現金取得のいずれの場合も対象です。
対象者は消費税率10%が適用される新築・中古住宅の取得で、
2021年12月末までに引渡しを受け、入居した方です。
3、次世代住宅ポイント制度
新築の場合最大35万円相当
リフォームの場合最大30万円相当
の商品と交換可能なポイントを付与。
申請すると現金ではなく、ポイントがもらえます。
そのポイントを好きな商品と交換できるという仕組みです。
交換商品は以下から
https://goods.jisedai-points.jp/jjp01/jjp/viewCategoryTop
また、若者・子育て世帯※がリフォームを行う場合にポイントの特例があります。(+10万ポイント)
特例の要件:
・ 自ら居住することを目的に購入した既存住宅にて
・ 売買契約締結後3カ月以内にリフォーム工事の請負契約をし
・ そのリフォーム工事が税込100万円以上であること
※若者世帯:2018年12月21日時点で40歳未満の世帯
※子育て世帯:2018年12月21日時点で18歳未満の子を有する世帯
次世代住宅ポイント制度対象者は、消費税率10%が適用される新築住宅の取得、リフォームで、
2020年3月末までに契約の締結等をした方です。
4、贈与税非課税枠の拡大
父母や祖父母等の直系尊属から、住宅取得資金の贈与を受けて住宅を取得した場合、
最大1,200万円だった贈与税非課税枠が最大3,000万円に拡大されました。
対象者は消費税率10%が適用される新築・中古住宅の取得、リフォームで、
2019年4月から2020年3月末までに契約を締結した方です。
このようにかなり手厚い支援策があるので、いまから住宅取得・リフォームを考えている方には
正しい情報を知ってもらい、活用して頂きたいです。
増税後だからこそ『お得』に建てられるよう、我々もお手伝いさせて頂きます。
この記事を読んで気になった方、詳しく聞きたいという方、お気軽にお問合せください。
ちなみにカナダ・バンクーバーの消費税は12%です。
5%はGST(Goods and Sales Tax)という国の消費税で、
7%はPST(Provincial Sales Tax)という州の消費税から成り立っています。
州によって税率が変わり、また、PSTが無い州や
GSTとPSTを併せてHST(Harmonized Sales Tax)
と呼ぶ州もあります。(最大15%)
高いと感じるかと思いますが、基本生活必需品、医療費、薬代などには消費税はかからないので安心です。
ただし州によって生活必需品の定義/考え方が違うので、
レシートをチェックして『??』となることもありました。
余談でした・・・